心の底にいつもヤマトはいた・・ニュース、HP運営、作品コメント、妄想(笑)などヤマトにまつわる個人的な記録・・への挑戦
「風立ちぬ」
ジブリ作品の、それ、ではない。
でも、それ、がきっかけだったのは確か。
子供時代に母と映画館で見た、山口百恵さんと三浦友和さんによる「風立ちぬ」が、過日、TVで放送され録画していたものを、ずいぶん後になった今日、久しぶりに見た。
見たのはいつのころだったろう・・母と映画館に行くようになったのは、どの作品が最初だったか記憶にない・・ただ、山口百恵さんの映画はいくつか、母と見に行っていた。

私が知るはずもない、昭和18年ころの風景、人、モノ、生活様式・・が次々に登場するが、どこか、懐かしさが感じられる。古臭いと感じるのでは、と見る前に思っていたのとは全く異なり、思いのほか、ひきこまれた。
そして・・戦争を意識する時代、若者たちの語り合うシーンで聞こえるBGM(効果音というべきか)が、ヤマトパート1の少年時代の古代の家で開かれた守を囲む会で流れたものと、全く同じように聞こえた・・不思議な感覚だった。・・【耳からの記憶】

即、TV番組情報に切り替えて調べてみると、おどろいたことに1976年の作品であった。
そう・・これは、TV版パート1が放送されてから2年後、劇場版宇宙戦艦ヤマトが上映された1年前・・まさに、同時期に作られた作品であった。それゆえ、戦争を意識した時代の雰囲気が、全く同じように感じられたのだろう・・私は、無意識のうちに感じとっていたようだ。・・【無意識の記憶】
だが、この思いは、その年にまだ12歳だった私には、とても感じとることができていなかった。まだ精神的に子供だったので、今私がこの作品から受ける印象とは全く別の、主人公二人の恋愛中心に見ていたにちがいなく、その時代の背景への理解力もなく、奥に流れる深いテーマについて考えることなど、おそらくできていなかったはず。

その後も、お話は、常に戦争が背景にある、若者たちの思い、想い・・が描かれ、ぎりぎりのなかでの切なさも感じられ、胸にしみるシーンが展開される。戦争の最前線の描写はないが、学生の日常、主人公二人のセリフや行動のむこうに、確かに存在する「戦争」というものへの彼らの悲しみが、見事に描かれていた。
こんな映画だと思っていなかった・・原作小説を子供の頃に読んだのに、何もわかっていなかった自分が恥ずかしくなった。

達郎「本来の人間の戦いはそんなところにはない」(映画『風立ちぬ』より)
厳しい状況下にあって、婚約・・希望をもって生きようとする、二人のけなげで切ない思いに胸がしめつけられる。
・・風立ちぬ、いざ生きめやも・・(映画『風立ちぬ』より)
節子がベッドの上で、夢を描き話すシーンが、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の負傷したユキと重なる。・・【想いの記憶】

よく、「初期のヤマト作品にある、ベースに流れるもの」・・というコメントをネットで見かけるが、こういうことを意味していたのかしら、と大変遅ればせながら、今頃実感がわいた。
私自身は戦争を知らない。どうしても、いろいろな作品や報道、今は亡き祖父母の体験談などから想像することしかできなかった。今も、もちろん体験していないので、本当のことはわかっていないのだけれども、「ヤマト作品にリンクされていた、時代の雰囲気」というのが、ほんの少し、ピンとくるようになった気がした。
それが、ネットで時々指摘されている、「2199に少しばかり欠けているのでは、ともいわれる、生死の狭間でぎりぎりに感じられる切迫感や悲愴感」というものに、つながる部分なのかもしれない、とも思われた。・・【生命、生きることとは・・への記憶】

映画「風立ちぬ」を見て、昭和初期の風景、生活、人々のすがたに、一般的に感じるなつかしさと、私事でありますが亡き人との思い出もよみがえり、さらには、ヤマト作品に対しても思うところが生じることとなった。
思わぬ発見と刺激を得た作品でありました。
そして、ジブリ作品についても、耳から入る断片情報だけでしたので、サイト検索し、見てみましたら、興味もわきましたね・・きっと、この作品からも、私は、自分ではまだ気づいていない私の中の「何か」をかきたてられるのではないか、と、奇妙な恐れのような感覚を覚えました。
そう、まずは、堀辰雄氏の小説「風立ちぬ」を、今いちど、読み返したい(補足:ネットで軽く調べましたら、映画では時代背景を変え、戦争への不安を前面に出されたらしく、なおさら、ヤマトを思い起こしたわけがわかりました)。

過去へ旅することになるかもしれない・・これまでも迷ったときには、過去へ旅した・・「宇宙戦艦ヤマトに恋した日々」ブログを立ち上げたころ(現在は、当ブログに統合して『宇宙戦艦ヤマトに恋した日々』カテゴリとなっています)。
過去の私を知ることで、思い出すことによって、何かが見えてくる気がするのです・・まさに「記憶の光」の歌詞のように。
私は、自らの記憶の奥深くに埋没する・・
ここ数日、あえてヤマト音楽を聴いていなかった・・でも今、「記憶の光」を聴きはじめる。
kodai1
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