心の底にいつもヤマトはいた・・ニュース、HP運営、作品コメント、妄想(笑)などヤマトにまつわる個人的な記録・・への挑戦
「かぐや姫の物語」
書かずにいられない衝撃を受けた。
以前、「かぐや姫の物語」の予告編を見て、その線画のタッチに驚き、それが作品全体で描かれるとき、はたしてその世界観はどのように私の目に映るのか、わたしのこころにはいりこんでくるのか・・とてもひきつけられていた。手描きのようなラフな印象の絵は味わい深いものの、まったりとして飽きさせるのではないか、あるいは、昔話のようなのんびりとした雰囲気にほのぼのとマッチして、おとぎばなし、といった心温まる物語、というものになるのか・・。
だが、予告編に見たあの荒々しいタッチ、勢いある動きに得体のしれないエネルギーを感じていたので、想像のつかない何かしらの期待もあった。

見る前に抱いていた些末な想いは、展開とともに、みるみる砕かれていき、登場人物たちの心がときにやんわりと、ときに強くこちらに迫ってきて、ぐいぐいとひきこまれていく・・この先の展開は、昔話にある確かあのような展開になるはず?と思いつつも、つぎつぎに披露される魅力的な登場人物たちの描写によって、物語はいろどられ、語るセリフも生き生きとし、いつのまにか、当初感じていたほんわりとしたやわらかな素朴な、一見、漠とした印象の人物たちが、実にリアルに生き生きと目の前で動いている、壮大な竹取物語の世界に私はひきこまれていたのでした。

細かい点は公開直後なので、書きたいけれども書くのを控えますが・・冒頭のシーンも実にいい。
誰もが知る竹取物語をおもいおこさせる、忠実な描写・・そこに、私は実際に目にしていないがおそらくかつての日本の原風景というものが広がっている・・自然やくらし、人々。
その世界は、空想物語でありつつもリアルな印象を与え、また、昔の日本の原風景を描きながらも、現代にも通じる「生きる」意味を問う・・「問う」というよりも、「浮き彫り」にしてくれるように感じられた。壮大な物語の中で、何が大切で、何がしあわせなのか、すべてを見終わって、身にしみて感じるのである・・そうやって、「生きる」意味が浮き彫りにされていく。直接的な言葉によるのでなく、人の織り成すかかわりようや人と自然の一体感(人物と背景が一体となった絵が、いっそうその具現化をたしかなものとしている)によって、そのテーマや精神が浮き彫りにされていく。
だから、じわじわと感動がわきおこり、心揺さぶられ、その思いが高まり、エンドクレジットが流れるころには涙(もちろん、その少し前や、もっと前の冒頭シーンあたりでも、わたし自身の子育てのころや亡き両親と子供との触れ合いの思い出がよみがえり、涙したが)。

あとになって気づく、しあわせ、がある。
たいてい、その時には、それほどのものと感じないのが、常だ。子供が成長する過程ではなおさらのこと・・かぐや姫に罪はあるか?・・月で何があったか明確に表現されてはいないが、少なくとも地上においては、私は「ない」と答えたい。
そうやって、みな、大人になっていくのだと思う。
そうやって、みな、親から自立していくのだと思う。
私の読みとり方が正しいかわからないが・・彼女の心情のきめ細かな描写や演出にひきこまれた(徐々に、彼女の内面が変化していくさまが描かれ)。
もういちど、いや、何度も見返してみたい作品となった。

さらに補足。
リアルさが感じられる要因として、声をあてられている方々の演技のすばらしさと、効果音(はだしで歩いたり、かけたり、また自然の動植物の声音、川の流れの音などなど)、人の動きのきめ細かな演出(個人的には、赤ちゃんのしぐさや動きのあまりにリアルなさまに感動^^、着物を身にまとう時のひと手間の動き、その他多数)。
その一方で、あいまいな線からかきたてられる想像への思いをめぐらす余地が残され、空想物語でありつつリアルな印象も与えるバランスが見事だな、と・・だから、リアルに共感しうる、心に迫るものがあるのだ、と感じました。

あとひとつ。
音楽は、効果的に用いられ、音楽がない静かなシーンも多々あり、でも、へんな「間」を感じさせないのは、人や風景の描写にひきこまれ、効果音による表現もすばらしいからなのでしょう・・。
ラスト付近のアップテンポな曲、「和」に対する異質な世界のセンス(古風な中の斬新さ)が、私にはとても心地よかった・・見事に、この世界にはまりました。

とてつもなく奥が深そうな、魅力的ですばらしい作品、であると感じ、興奮冷めやらず、といったところです。
これからパンフレットや各種雑誌評論、録画済みのTV特番などをじっくり見てみたいと思います^^
earth
単なるお子さま向けの昔話ではない。
人の欲や滑稽なほどの浅はかさやおろかな心も描かれ、
「生きること」「しあわせ」の意味が浮かび上がってくる
・・心にしみる物語。
娘は見る気がなく、一人で見たのですが、やはり誘って
みようかな。
今日は若い世代から年配の方々までたくさんいらして、
ジブリ作品は本当にすごいな、と思いました。
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