心の底にいつもヤマトはいた・・ニュース、HP運営、作品コメント、妄想(笑)などヤマトにまつわる個人的な記録・・への挑戦
よみがえる記憶と果てなき想い
こころがずっと、とどまっていた。
今日、足を踏み入れるまで。

実家の物品処分を終えて、初めて、中に入ると、これまでの私の頭に刻み込まれていた景色はまったくなく、ただ建物の箱だけが存在していた・・一部、エアコンやカーテンや作り付けの家具を除いて。
事細かに記憶していたさまざまなものは、もはやない。
ああ・・私の手元から離れたのだな、と実感した。

もともと、できるだけその場には長くいたくないと思っていたが、おそらくそれは今後も変わらぬことであろうし、むしろ、今や、なるべく近寄りたくない場所となってしまった・・それが、心痛む。どこか、亡き父母に申し訳ない思いがした。
でも一方で、かつてを思い起こせば、父母は転居時に建物を残したまま人に譲ることをよしとしていた人たちだったから、おそらくは、今回のことも受け入れてくれることであろう、と思いたい。
結局は、私自身が決めた枠に、自身をはめ込んで、自ら苦しんでいたにすぎなかったのか・・?と、自問自答する。
自身の心のうちを語りたくとも語ることはできない、亡きものの心を探りたくても探ることができない、そんなジレンマを抱えながら、私と亡き父母との旅は終わらない・・いや、むしろ、それはそれでありがたいことなのかもしれない。そう思える私は、幸せなのだ、と思いたい。

もうあまり行くことはないだろう。
でもひとつ、また新しい発見があった・・私の部屋だった場所の壁に、ある時期、小物の棚をリフォームして作ってくれていたことを、私はすっかり忘れてしまっていた・・すべての家具がなくなって、あらわになった壁に、今日、おそらく20年ぶりくらいに目にして、思い出した(主に、文庫本や小物を置いていたことまで、鮮明に)。
心の奥底からわきあがる想いに、思わずシャッター切った。あまり時間がなかったので、とにかく、「このとき」を記憶にとどめておきたくて・・・。
「ここに棚があったら便利じゃない?それに、ちょっとした小物もおいたり飾れるわよ・・」
そんな母の言葉を思い出した。
今になって、涙がにじむ。

目に見えるものを失っても、思い出は変わらない・・新たによみがえる思い出もあるのだ。
心のよりどころは、ものにすがらなくとも、確かに、私の胸の中にあるのだ。
目の前の何もない風景をながめながら、ちゃんと頭と心でひとつひとつ、補完していく私の中のメカニズムを感じとることができた。
だから、大丈夫。
失うものは、なにもないのだ。
siraito1
旅先の記憶
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