心の底にいつもヤマトはいた・・ニュース、HP運営、作品コメント、妄想(笑)などヤマトにまつわる個人的な記録・・への挑戦
ハロウィンの夜
ハロウィンの日に、これまでとくにイベントを行っていなかった我が家。
子供たちの中間テストもようやく終わり、今夜は久しぶりに夕食を外で食べ、和やかな雰囲気で帰宅した。

穏やかなひとときを過ごすはずだった・・
明日は、かねてから気がかりの目の検査に行く予定で、いろいろな想いも整理しつつ、あさってもまた、ひとつ節目の日であるので、あれこれと静かに思いめぐらす時間にあてるつもりだった・・
それなのに。

帰宅間もなく、ふだんはそれほど動じない息子が、低い声で、しかも「おおっ!?」と、いかにも動揺したような、怯えの感じられる響きの叫び声。
尋常ならざる嫌な予感がて、そちらを向くと・・と同時に、息子が「とり!?」と大声。
なにやら黒い影が、リビングの白い天井をものすごい勢いで旋回していた。
異常な光景に一瞬声を失ったが、さらなる息子のことばに、突き動かされた・・!
「こうもりだ!!」
は!?・・と、呆然としながら、その光景をみつめる。身体が固まってしまい、何をどうしたら・・と、思いだけが先行する。
何とか他の場所に行かぬようにシャットアウトしながら、とっさにカーテンと窓を開ける。
真っ暗な闇が外に見えた。
日ごろは虫など入るのが嫌で、絶対にそのようなことはしないのだが、今はもう、何に変えても、外に出すことだけを最優先に、必死な思いだった・・
娘は机の下に隠れ、固まって泣き続けているし、息子は自室に入り込み、私しか、今の状況を変えられる人間はいないのだ・・!と思うと、足がすくむ中でも、立ち向かわなければならない。
必死の思いで、動きを見つめ、明かりを消してみたり、と精いっぱいのことをする。

今日は、ゆっくりと過ごす予定だった・・いったいなんでこんなことに。
だが、心の中のつぶやきは、ささいなことのように思えていた。
ひごろの気がかりの不調も、先々への不安も、今のこの異常な事態においては、こころの奥に押しやられていた。
ただ、もう、みながいつものように過ごせるように、戻すしかない!という思いのみ。

必死のあまり、いつしか感じなくなっていた気配の変化にも気づかなかったようだ。
あたりは静まり、あの猛スピードで旋回し、台所の天井にまで舞っていたコウモリの姿は、消えていた。
本当に外に出て行ってくれたのか、しばらく信じられなかった。
何度も、外には向かわずに旋回し、明かりを消しては、姿が目で追い切れず・・不安な思いをかかえていたのだった。
しばらくして子供たちの声が聞こえた。
「どうなったの・・?」
それは、私の方が聞きたい。
何が起きたのか、いまだに目の前にあったことが信じられず、現実のものと思えなかった。
楽しく過ごしていた夕食のひとときも、まるで遠くにいってしまったかのように、現実か夢だったのか、あいまいな思いにとりつかれていた・・私だけでなく、子供たちこそ。
娘はその後数時間も鳥肌から解放されず、感情をあまりあらわにしていなかった息子も、寝る前にもまだ「なんとなくへん・・こわい」と、ぽつりと言った。

しかし、静まってからすぐに、私はすみずみまで各部屋へ、何もないことを確認し、それを終えると、いつまでも机の下から出てこられない娘を思い、みなで、自身の目で、何もないことを確認しよう、と引っ張り出して、各部屋をすみずみまで調べに行った。
そうして、自身の確信をもたせることで、初めて娘も机の下から出て過ごすことができるようになった。
でも、子供たちのため、と言いつつも、私自身のおびえた心を追い払い、自信を取り戻すためでもあったようだ・・子供の前ではできるだけ感情を表にしなかったけれども。

今日はもともとおかしな日だった。
直ったと思っていたプリンターもまた不具合が生じ、問い合わせながらも、何度も同じ不具合が繰り返され、対応に数時間かかってしまった・・子供のインフルエンザ予防注射に病院へ行き、その後先のような事態にも遭遇。
夕食どき、小さな子供たちがハロウィンの飾りを身に着けているのを目にして、
「そういえば、今日はハロウィンだったね・・」
と、つぶやいていた。

我が家は、大自然の真ん中にあるわけではなく、周りは民家も多く、むしろ市内では開けた場所にある・・だが、日ごろ息子から、夏の下校時にコウモリが飛んでいるのを見かけたことがある、とは聞いていた。
たまたま今日のニュースで、「イノシシが東京の都市部で人に襲い掛かり6人けが」とあるのを見ていたので、今夜の一件、そのテーマと似た印象を受けた。野生動物が民家の領域にはいりこんでいる、というような。これまでも取り上げられたことのある話題ではあるが(他の動物等について)、それを実感した今日であった。
それは、今年になって世界の脅威ともなりつつあるエボラ出血熱における「動物と人間とのかかわりよう、在り方」にも通じるところがあるのではないだろうか、とも思われた。それはさらには「ウィルス対人間」という、戦いのテーマも呈する。
インフルエンザ予防注射も、そんな、ウィルスと人間の戦いのひとつではないか・・。
そういう意味でも、今日は、いろいろなどこかしら関連する現象の交錯する一日であった気がする・・しかも、日ごろ体験しえない事柄が、いっきにおしよせてきたような。

平穏な夜のひとときを過ごしたかった、と思いつつも、台所用品等をすべて洗い直し、家具や床も除菌ふき・・と、この機に、日ごろたまっていた掃除ができた、日ごろ会話の少なかった子供たちとも、和やかな夕食の会話も楽しめたけれども、危機的状況下で一致団結して立ち向かった思いを分かち合うことができたことはよい経験だった(きずなを深めた感)、などと、よいようにとらえたい。
いざというときに、やはり頼れるのは家族・・
それを実感できただけでも、有意義な夜であった。

奇妙なハロウィンの夜。
節目の明日あさっての前に、亡き母との思い出のレストランで子供たちと食事をし、思いをはせていた・・
なんだか、今夜のハプニングさえ、見えない力の作用によって、家族というものを考えさせてくれるチャンスであった、と考えてしまいそう(食前まで、子供たちギスギスムードでしたから・・このおかげで、本当に大切なものの存在、ありがたみを感じてくれたのでは、と思います^^)
・・とはいえ、ああ・・こわかった(笑)。
kodai20
こんな感じの切羽詰まった思いでした(^^;)。
どうしたら・・!どうすれば・・!?と(笑)。
アジア生息のエボラ菌は致死率低い、と
目にしましたので、まだ幸いだったのでは。
しかし・・なぜ家にいたのか不明。帰宅時に
いっしょに入り込んだのかしら・・恐ろしい(^^;)。

ヤマトと関係ない話題ですみません・・でも、50年生きてきて初めての体験をぜひとも記しておきたくて。
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